Impellaを使用している患者さんのアセスメントは、血圧だけでは判断できません。
補助率、波形、脈圧、CPOなど複数の情報を合わせて評価する必要があります。
この記事では、臨床でよく出る疑問を質問形式で整理し、看護師がすぐに確認できるImpellaアセスメントの基本をまとめました。
― 看護師向けミニチェック ―
Q1. Impellaの役割は何?
A. 左室を減圧すること
Impellaは流量を増やす装置ではなく、
左室から血液を吸い出し左室負荷を減らす装置です。
Q2. 補助率を下げて何を見る?
A. MAP・脈圧・CPO
補助率を下げたとき
MAP維持
脈圧維持
CPO維持
→ 自己心機能回復を示唆
Q3. MAPが高ければ安心?
A. いいえ
血圧の役割は臓器灌流ですが、
MAPだけでは流れ(CO)は分かりません
MAP高い
脈圧狭い
→ 後負荷過剰の可能性
Q4. CPOは何を見る指標?
A. 圧 × 流量
CPO = MAP × CO ÷ 451
つまり
血圧と流量の両方を評価します。
Q5. Impella波形は何を見る?
A. 3つ
Ao波形
LV波形
motor波形
Q6. サクションとは?
A. 左室壁を吸い込む状態
原因
前負荷不足
補助率過剰
位置不良
右室機能低下
Q7. サクションの最初の対応は?
A. 補助率を下げる
まず吸引力を減らします。
Q8. MAP高い+脈圧狭いの意味は?
A. 後負荷過剰
左室が押し出せていない可能性があります。
Q9. 波形が不規則なら?
A. サクションを疑う
motor波形の乱れは重要です。
Q10. 補助率を下げて
MAP・脈圧・CPOが低下したら?
A. Impella依存が高い
自己心機能はまだ回復していません。
まとめチェック
□ MAPだけ見ていないか
□ 脈圧を確認しているか
□ CPOを確認しているか
□ 波形3つ見ているか
□ suctionを疑えているか
Impellaのアセスメントでは、血圧だけで判断せず、
- 脈圧
- CPO
- 波形
- 補助率の反応
を合わせて評価することが重要です。
質問形式で確認することで、臨床での判断の根拠が整理されます。
日々のアセスメントの補助として活用してください。
問い
① あなたは、MAP以外に何を最初に確認していますか?
② 補助率を下げたとき、どの変化を見ていますか?
③ 波形の違和感に、どこまで意味づけできていますか?


