看護師を辞めたい…人間関係に悩んだ時の考え方

🌱看護師の悩み

看護師をやめたくなる瞬間は、一つではありません。
前回は「やめたくなる瞬間」について書きました。
今回は、その中でも多い「人間関係」です。

夜勤明けの帰り道、
「人間関係がつらい」
そう思いながら帰ったことはありませんか。

看護師が辞めたいと感じる理由の中でも、
人間関係は大きな割合を占めるように思います。


先輩との関係に揺れた頃

人間関係は、看護の世界だけの問題ではないのかもしれません。
けれど看護師にとっては、先輩との関係、そして医師との関係が大きく立ちはだかることがあります。

先輩との関係がとても上手な人がいます。
かわいがってもらえる人。

若い頃の私は、それがとても羨ましかった。
なぜ羨ましかったのだろうと、今は思います。

知らないこと、できないことが多すぎて、
私の目にはすべての人が「看護のできる人」に見えていました。

早くできるようになりたい。
教えてほしい。
認めてもらえる自分になりたい。

でもある時、気づきました。
どんなに気に入られたくても、相手の好き嫌いは変えられないということに。

ふと周りを見ると、ひたすら丁寧に看護をしている人がいました。

ナースコールは誰でも受けることができます。
けれど、受ける人はいつも同じになりがちです。

ナースコールを受けるたびに、今の仕事の手を止める。
患者さんの話を聴くことは、時間がかかる。

でも、だからこそ
「今だから話せる」
「この人だから話したい」
そう思ってもらえる関係が生まれるのだと思います。

先輩はチームとして大切にする。
でも、目指す看護師でなくてもいい。

私は、患者さんに時間を渡すことを選びました。

看護師人生の中で、今の人間関係はほんの一部でした。
尊敬できる先輩にも、たくさん出会ってきました。


医師との関係に悩んだ頃

医師との関係にも、何度も悩んできました。
そして今も、完全になくなるものではありません。

報告しなければいけない。
でも、あの医師の声を聞くだけで、言葉が出なくなる。

「何が言いたいの?」
「そんなことで電話してきたの?」

今なら問題になるかもしれない言葉も、現場にはまだ残っているように感じます。

報告が嫌だと思ったとき、
私は「患者さんのための報告だから必要なこと」と考えるようにしました。

そして経験を重ねて思うのは、
看護師側にも準備すべきものがあるということです。

伝わりやすい報告
問題が見える報告
必要な情報が整理されていること

自分自身を振り返ることも、大切でした。

もちろん、看護の視点を理解してくれる医師もいます。
患者さんを大切にしている医師もたくさんいます。

私が尊敬するのは、
ベッドサイドに足を運び、
自分の手で身体診察をする医師です。


言葉にできない空気の中で

看護の世界が特別なのかはわかりません。
でも、言葉にできない空気を感じることがあります。

それをわかってくれる人もいます。

患者さん。
そして、ときどき医師。

人間関係がつらくて、逃げたくなることがあります。

私の場合、
看護師を辞めたいのではなく、
ただこの人間関係から逃げたかった。
それが本音でした。

どうしてもダメなら、逃げてもいい。
看護を続けられる場所は、たくさんあります。

必要としてくれる人は、必ずいます。

やるだけのことをやって、
もう無理だと思ったら、
それが一つの答えかもしれません。

あなたは、逃げたいと思ったことはありませんか。


人間関係に悩む一方で、
「自分の能力に自信が持てない」
そう感じて辞めたくなることもあります。

次回は「能力への不安」について書きます。